暇人のゲーム日課帳

自身のゲーム日課をメインに適当に書いていくブログ。最近はブログ意欲が低下しているので不定期更新。

switch オクトパストラベラー 感想・レビュー SFC時代スクウェアRPGの正統進化系

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7月に発売され高い評価を受けたオクトパストラベラー。ようやく自身もクリアまで遊んだので感想。

品薄の影響でプレイするのが少し遅れましたが、プレイした所感としてはSFC時代の要素を良いとこ取りした現代のRPGって感じで中々面白かったですね。

何気にゼルダの感想記事を放置しちゃってるので…初のswitchタイトルレビューになりましたね(^_^;)。ゼルダの記事も気が向けば完成させようかな?

 

 

 

 

 

1,本作の概要とか

2018年7月13日に発売されたswitch専用タイトル。

2017年1月に突如発表されたスクウェア・エニックスの完全新規RPGブレイブリーデフォルトのスタッフを中心に開発された作品。

昔ながらのドット絵やジョブシステムなどSFC時代のRPGを強くしたゲームだが、MAPはドット絵が3Dで描かれている事やボイスが搭載されている事など、昔と現代の技術を双方取り入れたゲームになっている。

 

 

2,懐かしく新しいドット絵の世界

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本作一番の特徴は何と言っても、ドット絵で表現されたグラフィック。

質感はSFC時代後期に発売されたFF6ロマサガ3に近く、あの時代のドット絵で新作が作られるだけで堪らない物がありますね!

また単なる2Dではなくジオラマの様な奥行きのある世界になっており、光沢表現などアンリアルエンジンを活かしたグラフィック表現になっていました。まさしく現代の技術で作られたドット絵RPG(´-ω-`)。

 

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敵モンスターのドット絵表現も絶妙的。ドット絵だったキャラが戦闘になり等身大で描かれるのもSFC時代を強く意識してますねー。

バリエーション豊富な技やブレイク時の演出はUE4を活かした派手な物になっており、爽快感はかなりの物でした。

 

 

3,8人の主人公が描かれる物語。誰から進めるかはプレイヤー次第

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↑主人公選択はあくまでもスタート地点が変わるぐらい

タイトル名のオクトパスと言う名の通り本作では8人の主人公が用意されてました。発売前は選んだ主人公で内容がだいぶ変わるのかなぁ…と思ってましたが、早い段階で8人を集める事が可能なので大した影響はありませんでしたね。

ただクリアまでは主人公はパーティから外せないので、無難にお気に入りキャラクターを選ぶのが一番だと思いますね。適当に選んで後悔した

 

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自身は勝手にロマサガ3みたいに選んだ主人公を中心にシナリオが進むのと思っていましたが、今作は主人公8人に全4章立ての物語が用意されており、それぞれ異なる目的の為に冒険していく事になっていました。

ストーリーは8人分の主人公が描かれるので、一人辺りの内容は一般的なボリューム÷8であっさりとした感じは否めないですが、主人公事に趣向が異なるシナリオになっておりバリエーション豊富な短編物としては楽しめましたね。

 

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ちなみに8人のシナリオはMAPの各地にある街を訪れる事で開始できる。MAPは選択した主人公の1章さえ終えれば、全範囲を探索できるようになります。

一応全主人公のシナリオを進めると次の章の推奨レベルになるような難易度付けになっているので、攻略順で迷子になる事は少なかったですね。勿論いきなり高レベル帯に突っ込むようなプレイスタイルもあり。

どの順番からでも進めてOKなシナリオは、近年のオープンワールドゲームと似たような物を感じました。

 8人のシナリオを同時に追いかける事になりますが、各章でシナリオはある程度収まる事やあらすじ項目の充実のおかげで、物覚えの悪い自分でも安心してプレイできる作りになってましたね。

 

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↑よく子供扱いされるトレサ(18)可愛い

自由度の高いシナリオは魅力的ですが、それ故に生じた欠点も少なくないですね。

まずは個性豊かな8人のキャラクターがいるにも関わらず、8人の繋がりが薄い事ですね。上記画像参照のパーティチャットと言うものはありますが、繋がりを感じれる場面がこれぐらいしかないので味気ない。 

メインシナリオ時のイベントも各主人公しか登場せず仲間が全く関与しないのは、本作の作風考えたら分かる気はしなくもないが、やっぱり寂しいところがある。

また章事でキリよく終わらせる為の影響で、各シナリオは街を探索→ダンジョンに行く→ボスを倒すと言う流れでパターン化してるのも気になるところ。

 

 

4,戦術性,自由度が高いゲーム性 ロマサガシリーズっぽい

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↑少ないダメージでも弱点を狙えば、大ダメージに繋がる

シンプルながらも戦略性の高いコマンド戦闘も評価点の一つ。行動順が見えるターン制バトルなので、万人受けしやすい作りになってました。

本作の戦闘で肝となる二つのシステムが敵の弱点を一定回数狙う事で発動できるブレイクと、ターン経過などで増えるBPを使用する事で技の威力の増加や攻撃回数が増えるブーストの2つでしたね。ブーストはBDFFのシステムにも似てるかも?

行動順や攻撃できる回数を考えなら戦う事になるので、FF5BDFFなどとはまた一味違う戦闘が楽しめましたね。敵の行動直前にブレイクできた時は爽快感抜群だけど、その逆だった時は…。

 

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↑ベースジョブは変えれないので、相性の良いバトルジョブを探すべし

スクウェアRPGではお馴染みのジョブシステム。各主人公に用意されている固定職のベースジョブと、他の主人公のジョブを装備できるバトルジョブの二つに分かれており、パーティ編成を考える楽しさは相変らず。

ただFF5,FFT,BDFFの様にシナリオが進む度に新しいジョブが増えていく感じではないので、ジョブが解放されていくワクワク感は少なかったかも。※一応終盤にはどの主人公のジョブでもない上級職が4つ用意されてる。

 

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今作独自の要素で特に面白かったのが、各主人公が持っている固有スキル。NPCほぼ全員に行える特殊アクションでこれの中毒性が半端ない。

例えばテリオンだとレアなアイテムを盗んだり、ハンイットは捕まえた魔物で一騎打ち、プリムロゼではNPCを仲間に加えたりなど…非常に幅広いアクションが用意されており街の探索が捗る要因でした。

もし続編が発売されるならジョブの種類はもちろん、この固有スキルの種類も沢山増やしてほしいですねー。

 

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自由度の高いゲーム性だが、気になる点が1つ。RPGの探索要素の中核でもあるダンジョンはメインの物からシナリオに関係ない高レベル帯のダンジョンまで数多く用意されてますが、内装は基本的にギミックもなくワンパターンな作りなので少々物足りない気がしましたね。

ただ主人公が多いゲームなので、サクッと攻略できる点はまぁ評価できるかも。

 

 

5,その他気になった所

BGMの完成度の高さ…新規RPGなだけあって、今作のBGMはかなり気合が入ってましたね。個人的にBDFFらしい熱さを彷彿させる楽曲が多い。

特にボスバトル2は各主人公のテーマのイントロから自然に繋がる演出も合わさって、本作では特に好きな曲でしたね。

ボイスは入ってても特に違和感なし…ドット絵のゲームでボイスってどうなのかなぁ?と最初は思ってましたが、案外いける。 こういった要素も懐かしく新しいってのを感じさせますね。

難易度はそこそこ高い…自由度の高いゲームらしく難易度はやや高めでしたね。推奨レベル帯でも装備やジョブの組み合わせを考えないと、あっさり全滅するバランスになってました。裏ボスと最初に戦った時は心折れかけた。

ボリューム…ボリュームは4章立てのシナリオが8人分あるので、実質32パート+やりこみ要素って感じですね。自分は程よくやりこんでクリアまで40時間、裏ボス撃破まで55時間ぐらいでした。

 

 

6,総評 SFC時代のRPGが好きなら間違いなく買い

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懐かしくも綺麗なドット絵のグラフィック、シンプルながらも歯ごたえのある戦闘システム、自由度の高いゲーム性など…SFC時代のスクウェアRPGの正当進化形と言ってもいいゲームでしたね。

セールスも国内で20万本、世界では100万本突破とここ数年ではかなり成功した新規RPGなので数年後に続編も出してほしいですねー。

 

点数

〇自由度の高いゲーム性 徹底的にこだわったドット絵 

△バリエーションに欠けるダンジョン 主人公事の繋がりが薄い

✖条件の分かりづらいサイドクエス

シナリオ:C+    ビジュアル:B+

システム:B+    オリジナリティ:B

快適さ   :C+       ボリューム:A

クリア時間9/10~10/13 プレイ時期55時間

点数8/10