キングダムハーツIII クリア後感想(途中からネタバレ注意)
先月の25日に発売されたキングダムハーツIIIを無事クリア。クリアまでは27時間と今までの作品とほぼ同じといったところか。
HD版から始めた新規層ではあるが発表から発売までは約6年もの年月があり、ようやく発売したのか…って実感が未だにあるかもしれないw。
前半はゲーム部分の感想、後半はシナリオの感想中心で。
圧倒的に進化したアクション要素
プレイし始めて真っ先に感じれたのはグラフィックとアクション面の進化。ピクサー映画に近いグラフィックやド派手はエフェクトは流石UE4。ついにムービーのグラフィックに追いついたとも言える。
PS2後期に発売された2を最後に据え置き新作はストップしていたので、今作はかなりアクション面の進化を楽しむ事ができましたねー。 アクションの基礎部分は2をベースに複数のキーブレードを自在に扱う「キーブレードの変形」が追加され、携帯機作品であるBbsの「シュートロック」、3Dの「フリーフローアクション」なども搭載されており今までの集大成とも言える面白さ。
序盤からアビリティも多く用意されているのでストレスはほぼ皆無。
MAP構成はシームレス化されワールドの一体感を味わえるように。 壁を走るアクションや高所から落ちた時のダイブなど、高低差のあるギミックが数多く用意されてましたね。
ただ全体MAPがないのは流石に時代遅れ感あった。
「アトラクションフロー」はその名の通りメリーゴーランドやシューティングなどテーマパークを楽しんでる気分を味わえるアクション。 最初は爽快で新鮮なアクションだと思っていたのだが、中盤ぐらいになると無駄に長いなぁ…と感じてきてあまり使わなくなっていく…w。
ただアクションが多彩になり過ぎたせいで、難易度は更に低下したなと思う。△コマンド(リアクションコマンド)で発動できるアクションが多い上に強すぎるのが要因かもしれないですね。歯ごたえがあるかという意味では2FMが一番面白かったかも。
各ワールドの最後で戦う事になるボス戦はいずれも巨大な相手と戦う事になり、迫力満点の戦闘を楽しめましたねー。いずれもHPゲージが異様な程多い。
特にパイレーツオブカリビアンのボス戦はクオリティ高すぎて鳥肌。
グミシップはオープンワールド化。シナリオを早く進めたいなら戦闘を避けることができるように。
…とスルーしてしまった自分がいるので今後はトロコンを目指して攻略するつもり。
ピクサー映画のワールドが多数登場
キングダムハーツシリーズ醍醐味であるディズニーの登場ワールドは「トイストーリー」や「アナと雪の女王」など全部で8つ。2からやや登場作品は減少したものの、いずれも再現度は非常に高くディズニーワールドの楽しさは随一でした。(視聴済み作品が比較的多かったからかもしれないが…w)
登場ワールドの多くはピクサー映画作品。今まではアニメ調の作品が大半だったが、グラフィックの進化でピクサー映画に忠実な世界を再現できてましたね。 ピクサー映画独特のコミカルな動きも再現しており、イベントの中にはゲームなのか分からなくなるシーンも。
グラフィックやイベントシーンは勿論、アクションもワールド事に異なる物が用意されており没入感は最高でしたねー。
新規置いてきぼりの内容
最近のKHシリーズ全体の問題かもしれないが新規置いてきぼりな内容。前作の2はCOMを未プレイでもギリ問題がないレベルで楽しめたが、3は外伝作品をやらないと開幕から意味不明な内容になってしまう。
加えてシナリオも作品を重ねるにつれ難しくなっていっているので、シリーズプレイ済でも首をかしげる部分も少なからず…。3Dのシナリオを理解しないと何言ってんのか分かんない状態になるかもしれないですね。
それとムービーの長さは人によっては気になるかもしれないですね。自身はムービーゲー自体慣れっこなのであまり気にはならなかったが。 「そろそろセーブするかー→30分ぐらい立ってたんゴ」ってのが一回あった。
シナリオ振り返り(ネタバレ注意)
ここからはシナリオクリアまでの感想をダラダラ書いていくスペース。理解力がない為、考察などはない上に勘違いしている可能性もあるので注意。
OP~プロローグ
ゲームを起動するとシリーズ恒例の主題歌のオーケストラverが流れる。今までの名シーンをバックに流れる映像は軽くウルってきますねー。
タイトル曲はDearly Beloved。このノスタルジックな感じスコ。
シナリオは3D直後からスタート。ソラは眠りの力を失った影響でレベルはまた1に戻ってしまう。やっぱりドナルドとグーフィが居ると凄い安心感あるよなぁ。
最初のワールドはシリーズお馴染みのオリンポスコロシアム。ハデスがまた悪だくみをしてるので、ソラ達は阻止する為に動く。フィルが喋らないのは気になった。
最初のワールドと言う事もあってか、広大なフィールドにシームレス化や高低差ギミックなどを無難に楽しめる構成になってたかなー。(最初のワールドなので覚えてるシーンが少ないなんて言えない…)
トワイライトタウン
トワイライトタウンは2のMAPとほぼ同じだが、シームレス化でロードを挟まずに世界を回れるようになったのは嬉しい。壁走りで屋上に上り夕焼けを眺めたり、住民の生活を見れるようになったりと13年間の変化を感じれる。
料理や写真要素も開放されここまでがチュートリアルって感じ。料理はコツも掴めるまではbutの連続で黒コゲになるソラの姿が…w。
ディズニーキャラとソラの掛け合いが本当イイ。
トイストーリー
グミシップで最初に訪れたワールドはトイボックス。子供の頃にトイストーリーを見ていたので、BGMとアンディの部屋を探索できる事には感動してしまった。
バズは相変らず警戒心全開で変わらないなーって思ったけど、ウッディは少し寂しい雰囲気があって何かあったんか?って。
おもちゃ屋のエリアは人間が通れない場所を探索したり、ロボットに搭乗できたりとおもちゃ気分を味わえるギミック満載でかなり楽しかった。原作を見てるとこんなシーンあったなぁって思えるのが(・∀・)イイネ!!。
恐竜(名前忘れた)が遊んでたゲームはやっぱつれぇわのパロじゃないか。何故FFシリーズのネタはあるのに、キャラを出さなかったのかはやや疑問。
原作は未プレイだが比較的最近の作品なので、トイストーリーと比べるとコミカルな動きが多かったなって思う。
ラプンツェルはディズニー作品らしく天真爛漫な性格でしたね。長い髪を使ったアクションは楽しい。
終盤の灯火を流すシーンやユージーンを目覚めさせるシーンは演出が素晴らしく、原作未プレイでも見入ってしまう内容でしたね。
プレイする前に原作見ればよかった…。
モンスターズインク
モンスターズインクの世界はサリーが社長で笑いでエネルギーを変えるようになっていたので後日談に当たりますね。玄関ホールが映画のまんまでこれまた感動。
マイクはアクションでボールにされたりなど相変らず不憫な扱い。途中から癖になってきたみたいでドM疑惑が浮上。
一番感動したのはやっぱり無数にドアが並ぶあの場所でアクションを楽しめた事。子供の頃に見た映画の世界で冒険できるってのが凄い感慨深い。
ただ全然ブーのドアに辿り着けないので、?「ブーをドアに返さないと」「ブーをドアに返さないと」と発言する度にジワってしまった。
2014年に大ヒットしたアナと雪の女王。あのレディゴーも完全再現されており、再現度の高さにビックリしてしまいましたw。ただ突然歌いだしたらグーフィに「吹っ切れたのかな?」と言われるのも無理はない。
マスコット的存在のオラフのコミカルなキャラは健在。散らばったパーツを取り戻すイベントで様々なオラフを見物可能。クリア時に手に入るキーブレードってオラフのマスコット付きなんですねー。
勝手にアナとエルサが使えると思ってました()。
2でもファ!?ってなったパイレーツオブカリビアンは技術の進化でファァァァ!?と感じるように。(語彙力崩壊) 何が言いたいかと言えば、実写に近いグラフィックになりイベントシーンは区別がつかなくなってきた事ですね。+ソラ達はアニメ調なので異物感が凄い。
このワールドでは水中戦と海戦が大半を占めるので地上戦が少ない。
最後のボスは巨大な渦潮で海戦を行うので圧倒的迫力でしたね。ただブラックパール号を狙うハートレスがウザく一番苦戦した戦闘になったかもしれない…。見えないアングルで登場するのやめてくれええ( ノД`)。
原作見とけよかった…と思ったタイトルその2。
ベイマックスのワールドは日本とシカゴが混ざった大都市のフィールドになっており高速道路の柵を滑ったり、ビルをよじ登ったりなどのアクションが凄い爽快。勿論ロードも挟まないオープンワールド構成なのでプチGTA気分。
キーブレード墓場
ベイマックスのステージをクリアすると、アクアの居る闇の世界まで向かいシナリオはクライマックスへ。ソラがアクアを助けるシーンはBbsや0,2の時から待っていたのでようやく成し遂げたって感じ。
アクアとヴェンを救出後いよいよキーブレード墓場へと向かうのだが、PVでも特に注目していたシーンが思ったよりあっさりしてたのが…。この後のリッチと何戦もするシーンはめんどくさかった。
個人的に盛り上がりのクライマックスだったのがdays組とBbs組が全員再開するシーンだったかな。一つの戦闘で3人分の展開を回収するという駆け足展開にはビックリしたが、days組3人が抱きしめ合うシーンはようやく報われたなぁ…って( ノД`)。
それとラスダン前の「3人で一人前だね」は3人と強い絆を感じさせられましたねー。
ゼアノートとの決戦~エンディング
ラスボスとして立ちはだかったのはまぁハゲノートでした。これに関しては3Dの時から分かってた話なので変に意外性を求めるよりは全然いいと思う。
2形態目よりアーマーの方が強かった…多分。
最後にハゲノートは満足そうに成仏。
ここからがシェア禁止のエンディングへと入るのだが、カイリを連れ戻すためにソラがまた冒険するみたいな事を言ってええ!?ってなって嫌な予感は的中。二人が帰って来たと思ったらソラの姿は崩れていき…
確かに救うべき人は皆救ってゼアノートも倒せたし一旦は締めれたけど、結局ソラはどこかへ行ってしまい次作に続く展開だったのでスッキリしない…。まだ続くって話は聞いてたけど、3D以降(HD含む)はシリーズがクライマックスに向かっていくムードになってたので、なんかモヤモヤする(-ω-;)。
総評
終盤の展開は賛否両論な内容だったかもしれないが、キングダムハーツの醍醐味である爽快なアクションやディズニー作品の再現はシリーズ最高と言ってもいい出来だったので、長年待った甲斐はありましたね。点数は8,5点ぐらい…?。とりあえずスクエニと野村にはお疲れさまと言いたい。
これでFF15,DQ11,KH3が発売したのでPS4のRPGはほぼやり切った感があるかも。まだイースIXとかはあるけど世代交代は近そうだなぁ。