暇人のゲーム日課帳

自身のゲーム日課をメインに適当に書いていくブログ。最近はブログ意欲が低下しているので不定期更新。

ダンガンロンパシリーズ3作をプレイした感想 (ネタバレほぼなし)

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先月のお盆辺りからプレイしていたダンガンロンパシリーズを3作ともクリアできたので、久々に感想。

以前から面白そうだなと思いつつ全然プレイせず仕舞だったシリーズでしたが、今までプレイしたADVの中でもトップクラスに楽しめたので「何故今までスルーしてた!?」と軽く後悔しましたねw。

今回も前半はシリーズ共通の感想、後半はシリーズ別の感想でなるべくネタバレは控えめで書いていきます(´-ω-`)。

 

 

 

 

 

1,本シリーズの概要

2010年に一作目が発売されたADVゲーム。2018年現在ではナンバリングは全部で3までが発売されている。シリーズはいずれもシナリオが繋がっているので、一作目から進めていくのが無難かと思われる。

大まかな内容としては「超高校級」と呼ばれる生徒達が閉鎖環境に閉じ込められ「コロシアイ」をするというもの。ただ殺せば良いと言う訳ではなく、殺人が発生した後は学級裁判で正しい真犯人(クロ)を探さないといけない。前述の内容の事もあってか、グロデスクな描写が多いゲーム。(CERO規制を避けてるからなのか、シリーズでの血の色はピンク色なっている)

グラフィック表現は3D空間にキャラクター達が2Dの一枚絵で描かれており、2,5D調で表現されている。

また推理パートに当たる学級裁判はアクション性も兼ねたものになっている。

現時点で全3作をプレイできる機種はvitaとPS4,PC。

 

 

 

2,ダンガンロンパシリーズの特徴

個性豊かな超高校級の登場人物達とダークな世界観

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本作の魅力の一つとなるのが1~3共通で登場する超高級の生徒達

彼らは超一流の才能を持っており殆どのキャラが個性派揃いなので、良くも悪くも印象に残りやすいキャラクターが多かったですねw。コロシアイをしていく内に、普段のギャップとは違う一面も次第に見えてくるのも特徴的ですね。

 

 

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 中でも特にインパクトが強いキャラなのがモノクマでしたね。

本シリーズのマスコット存在でありながら、コロシアイ生活を仕切る存在かつブラックユーモアが絶えないキャラであり強烈的でした。パロネタの半分ぐらいはモノクマが持っていってる。

また声優が旧ドラえもん大山のぶ代なのも、更にインパクトを強めていましたね。(3では病気の件もあり、ちびまる子ちゃんに変更)

 

 

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そんな個性豊かなキャラクター達で繰り広げられるのがコロシアイ生活

コロシアイは集められた超高級の生徒内でしか発生しないので、被害者も加害者も仲間の中で起こるのが疑心暗鬼や絶望感を産んでくれましたね。

初見時は誰が生き残るか予想すると楽しいですね(´-ω-`)。お気に入りキャラが死んだ時のショックは半端ないよ…w。

 

 

命を懸けた学級裁判パート

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シリーズの醍醐味となるのが学級裁判パート。共同生活を過ごしていく内に死体が発見されると始まる。閉じ込められたメンバー内で発生したコロシアイの犯人(クロ)を見つけるのが目的となる推理パート。

間違ってクロを指摘すると全員がおしおきになってしまうので、終始緊張感が漂うシナリオ展開になってましたね。なおどんな展開でもゲームオーバーになると

 

皆が証言して矛盾を打ち抜くと言うのは逆転裁判と似ていましたが、ダンロンはノンストップで議論が繰り広げられるのが大きな特徴ですね(`・ω・´)。証言中に出てくるウィークポイント(オレンジ色の太文字)をコトダマ(証拠品)で打ち抜く事でゲームが進んでいきます。

アクション要素が濃いのでじっくり推理するようなゲームではないですが、ノンストップだからこそ味わえるハラハラ感がありましたね。

論破の文字とそれは違うよ!!のボイスの爽快感は中々の物。

 

 

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学級裁判の中心となるノンストップ議論以外にも、本シリーズではアクション要素の濃い内容が多かったですね。シリーズ事にアクション内容は少し違う。

ただ一部のアクション要素は推理の面白さに結びついてない気がして、学級裁判パートの水増しになってる感じがしましたね(´-ω-`)。マンネリ感を減らす一環になってるなーとは思いますけど。

 

 

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そして学級裁判で正しいクロを指摘できても、絶望は終わらない。

クロとばれてしまった真犯人はおしおきと言う名の処刑を受ける事になるのですが、これが本当に残虐でインパクトが半端ないんですよねw。

2のおしおきはヌルイのが多くてあんまり好きじゃなかったかも…。後にも先にも一番インパクトがあるのは最初の千本ノックでしたw。 

 

 

豊富なパロネタややりこみ要素

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またパロネタなどが多いのもダンロンの特徴。元がぶっ飛んだ内容だからなのか、それほど抵抗感なく楽しめましたね。ちょwwそれどう考えてもアウトだろwwって内容も少なくない。

3は下ネタ比率が高くなったのがちょっと残念。戦犯入間

 

 

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事件が発生するまでに行われる自由行動パートでは、登場キャラクターとの交流が深める事が可能。所謂ギャルゲーパート的ポジション。

やるかは任意ですが登場キャラクターのエピソード掘り下げは勿論、学級裁判で使えるスキルも入手できるので息抜きにはぴったりな要素でしたね。ペルソナの日常パートに近い感じだったかな?。(1では少し仕様が違う)

なおキャラクターの絆をMAXにすると… 

 

 

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クリア後のミニゲームも充実。1~3共通でコロシアイが発生せず交流に特化したモードが用意されてるので、まだ楽しみたいって人は是非。(1はreload版のみ)

3に関してはオマケの内容がかなり充実しており、本編並のボリュームがあるんじゃない…?って思うレベル。トロコン難しそう

 

 

 

3,各作品の評価

ここからは作品事の感想。全くネタバレなしだと書きたい内容が中々書けないので、各作品の一章だけ微ネタバレしています。一応注意

個人的に1は絶望感、2はキャラやシナリオ展開、3はゲーム性と悪趣味さが一番好きだったかな?。 

 

 

 

 

 

ダンガンロンパ 希望と絶望の高校生

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↑絶望を存分に味わせてくれた一章のおしおき「千本ノック」。

記念すべき一作目は今から8年前の2010年に発売。当初の初週売上こそ控えめだったが地道に売上を伸ばしシリーズ化するまでに成長。

一作目に関する内容は大体シリーズ共通の感想で書いてしまったので、こっちで書く事はだいぶ限られる…w。

前述に書いたようにダンガンロンパの基盤となる絶望感漂う世界観や学級裁判の緊張感などは一作目でほぼ完成されていましたね。章が経っていくにつれ減っていく仲間や疑心暗鬼になっていく感じのハラハラ感はシリーズで一番強かった。

ただ難易度が低かったり、ボリューム不足が否めなかったりとまだ未熟に感じる部分は少なくなかったですね。 

シナリオ…B

キャラクター…A

絶望感…A+ 

難易度…C

ボリューム…C

総合7,5/10

 

 

 

スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園

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2012年に発売された続編。あらゆる面が進化しており、続編に相応しい出来になっていましたね。その分、癖の強さもパワーアップ。

閉鎖空間だった前作とは打って変わり、南国の島コロシアイが行われる。その影響で作風こそ明るくなったが、シナリオ展開は希望と絶望が交じり合う物になっていたのでそこは安心でした。

本作の登場キャラであるモノミ(CVタラちゃん)はモノクマに劣らないマスコットキャラ的存在でしたね。モノクマのいじめられ役で散々な目に合っており、味方か敵か分からない行動が多いが…。

 

 

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基本的なゲームの流れは一作目を踏まえているが、主に新要素として…

①論破とは逆に意見に賛成する「同意」 

②相手の反論を断ち切る「反論ショーダウン」

③妙に高い難易度でアクション下手殺しの「ロジカルダイブ」

の3つなどが追加。 個人的に反論ショーダウンはノンストップで襲い掛かる相手の意見を切り返していく演出が好きでしたねー。大体あのキャラのせい

また追加要素やコトダマ装着数が増えた影響で難易度が上昇。頭を捻らないとゲームオーバーになってしまう事も少なかったですねw。

新要素のロジカルダイブにPTAや閃きアナグラムの意地悪さがUPしているのは、良くも悪くもアクション要素が更に濃くなかったなぁ…て印象。

 

 

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1の時点で個性の強かったキャラクターは更に癖が濃くなりましたねー。

個人的にお気に入りキャラなのは、超マイペースなゲーマー「七海千秋」,超ドジッ子「罪木蜜柑」,けいおんのパロが入ったムードメーカーなど。

その中でも特にインパクトが強かったのは「狛枝凪斗」。ダンロンらしさを詰め込んだ狂気染みたキャラで「希望」を輝かさせる為に、彼の起こす行動には終始驚きっぱなしでしたw。

シナリオ…B+

キャラクター…S

絶望感…B 

難易度…B+

ボリューム…B

総合9/10

 

 

 

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

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現時点では最新作に当たるV3は2017年に発売。ハードがPS4,vitaになった事もあり、グラフィック,演出面がかなり強化されていましたね。

今回も新キャラは初の女主人公「赤松楓」、嘘というテーマを体現させたキャラ「王馬小吉」など個個性派揃いでしたね。

ただモノクマ―ズはどうでもいい話でシナリオのテンポを悪くする存在なので「こいつらの必要性あるの?」って思いましたねw。山ちゃんの無駄遣い。

 

 

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学級裁判パートは前作から更に進化。サイコクールを漂わせるUIやエフェクトが凝っており、裁判の臨場感はシリーズ最高レベルだったと思います。

主に新要素として追加されたのは複数の証言が交じり合う「パニック議論」、あえて嘘を付く事で真相に近づける「偽証」など。

中でもお気に入りだったのは「議論スクラム」。 二つの意見に対立すると発生するパートですが演出やBGMが非常にかっこよく、何より議論してる感じが凄くあるので毎回このパートが来る時はテンションが上がりましたね。

 

 

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本作のテーマであるのが「嘘」。その題材を存分に活かしたシナリオ展開にはやりすぎじゃないか?と思われる程、衝撃が強いものがありました。

一章から嘘だろ!?って言いたくなる展開から始まり、シメとなる最終章には今までの内容をぶち壊すような待っており、「今まで良かったのにオチのせいで台無しだ」と言う人もいれば、「この悪趣味染みた展開もダンロンらしい」と言う人もるので、かなり賛否の分かれる内容だったのは間違いないと思います。

2は前作が楽しめたらまずおススメできるけど、V3は1,2が楽しめたとしてもおすすめできるとは言い切れないですね…w。

シナリオ…?

キャラクター…B

絶望感…A 

難易度…B+

ボリューム…A

総合8/10

 

 

 

4,総評,まとめ

V3から一年半経ってようやくのシリーズプレイでしたが、殺伐とした世界観やユニークなキャラ、臨場感のある学級裁判など色々と濃い内容のADVゲームでしたね。

一風変わったADVや逆転裁判などのアニメ色が濃い推理ゲーが好きなら、間違いなく楽しめるはず。

ただこの手のゲームってネタバレ有の感想も書きたくなる…w。

 

【PS4】ダンガンロンパ1・2 Reload