暇人のゲーム日課帳

自身のゲーム日課をメインに適当に書いていくブログ。ゲーム以外の事もたまに書きます。

PS4 Detroit: Become Human 感想・レビュー プレイヤーの意志で展開が変わる近未来ADV

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5月に発売されたDetroit: Become Humanをクリアしたのでネタバレを控えて感想。

このゲーム発売直前まではほぼノーマークだったのですが、どの選択肢を選んでも物語が続く洋画系ADVという内容、美麗なグラフィックで一気に興味を持ち発売日に買いました。そのおかげでswitch買う時予算ギリギリだったけど…w。

・感想目次

 

 

 

1,本作の概要

2018年5月25日に発売されたPS4専用ソフト。ヘビーレインなどのADVゲーでお馴染みのクアンティック・ドリームが開発会社。

本作は2012年にPS3技術用デモとして7分の映像が公開されたが(ゲーム内のボーナスで視聴化)、それが好評を得た為ゲーム化される事に。その後2015年のパリカンファで正式発表された。

今作では人間に限りなく近いアンドロイドが一般普及した2038年を舞台に、3人のアンドロイド達の物語をプレイヤー自身が選択する事になる。

 

 

2,舞台はアンドロイドが普及した2038年の世界

 

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今作は概要にも挙げたように現在から20年先となる2038年の近未来が舞台。技術力の劇的な進化により限りなく人に近いアンドロイドが浸透し人々の暮らしを支える一方で、失業率が高さや感情を持つ素振りを見せるアンドロイド(変異体)が増えたりなど社会的な問題を抱えた世界観になっています。

またアンドロイド以外にも近未来なデザインの掲示板や建物、信号が青になると連動し床が光る横断道路や、タブレットの用にスライドする事で画面の切り替わる雑誌など近未来を漂わせる物は多いですね。

去年に同い年を迎えたEver17と同じようにリアルが同じ年になった時、世界のアンドロイド技術がどうなってるか楽しみであると同時に恐怖も感じますね。

 

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何と言っても最初に目に付いたのはグラフィックの綺麗さPS4も5年目に入り映像面の素晴らしいゲームに慣れてきたせいかグラフィックSGEEEEとなる機会がやや減ってきましたが、今作では久々にその感覚を味わえたかも。ちょっと大げさですがw

特に凄いなと思ったのは雨の表現や人間やアンドロイドの質感。またキャラクターの動作はモーションキャプチャーで取り込んでいるため、本当にアンドロイドに生命が宿ってるんじゃないか?と感じる程でした。

 

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またアンドロイド達が主人公である事もあってか、SF色の強いUIも特徴ですね。

 少し見づらい感じもしますが、機械を動かしてる気分にはなれる。

 

 

3,三人の主人公による群像劇 結末はプレイヤー自身が決める

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 本作では3人の主人公を操作する群像劇になっており、基本的にチャプター事に主人公が交代しながらシナリオが進行していきます。まずは各主人公の軽い紹介。

まずは警察の優秀なサポーターとして働くコナー。変異体の起こす事件の調査をしていく上で彼は心情の変化を見せる…事になるかもしれない。

 

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 マーカスはアンドロイド達が集うジェリコのリーダーとなり、自由を求める革命へと導く事になる。その先で平和的解決か武力行使、どちらで人類に自由を訴えかけるかを迫られる事になっていく。

 

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カーラはとある事をきっかけにアリスと言う少女と共にデトロイトの街から逃走する事になる。様々な苦難を乗り越えながらも機械と人間の枠を超え結ばれていく絆は必見ですね(*^^)v。それだけにどうしても気になる展開が1つだけ…。

 

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そして本作の醍醐味である選択肢の膨大さ。先ほど挙げた3人の物語の行く末はプレイヤー自身が選ぶ事になるので、没入感はADVゲーで過去最高だったと思います。何気ない選択からキャラの生死を委ねる選択肢まであるのが特徴。

感情や命を本来持たないはずのアンドロイドにプレイヤーが介入し選択を与えるゲーム性は非常に感情移入がしやすく、本作の主人公を全員アンドロイドにしたのは正解だったなーと思います(*‘∀‘)。

 

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↑インターネット環境があれば全世界の選択をCPクリア事に可視できる。

そして各チャプターをクリアするとそのシナリオのチャートが表示される訳なのですが、あまりの膨大さに何度も驚愕してしまいますね(´゚д゚`)!。

選択肢の影響はチャプター内で収まる物もあれば、今後のストーリー、エンディングにまで響くのでプレイをしていく内に選択の重みが増すのを感じました(-_-)。勿論主人公Aの選択が主人公Bに響くと言う群像劇ながらの展開もあります。

しかしこのゲームはどの選択をしてもゲームオーバーにならないので、一度はリプレイせずに最後までプレイすべきですね。どんな結末だったとしても、それは全てプレイヤー自身が生んだ因果によって形成された展開なので。

 

 

4,操作面やアクションは不満点が多い

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美麗なグラフィックで描かれた近未来の世界や、選択肢を主体としたゲーム構成は非常に魅力的だった一方で、快適さはPS4で発売されたゲームの中でもトップクラスに低い と感じました。

まずはモーションセンサーやタッチパネルを中心とした操作やQTE操作を強要される部分が多い事。前者に関しては普段しない操作を強要されるのでかったるい部分ではあるが、殆ど息をしてないモーションセンサーを活用できる機会だと思って許容するとして…。 

面倒なのは後者。QTEはやや難易度が高く反射神経を駆使しないといけない上に選択肢にまで響くので、本作のコンセプトである選択が何気ない操作ミスで望まなかった展開へと向かってしまうのはどうかなぁ…と。

 

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↑走れないシーンが多いせいで、ダッシュ時は謎の高揚感が込み上げてくる…w。

またダッシュ機能と言える物はなく、移動時は徒歩が大半。まぁ捜査中に走ったら騒がしいから仕方ないというマジレスはほっといて、目的地まで100mもないのに辿り着くのに数十秒掛かる事が本作の移動速度の遅さを物語ってると思います。

 

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 ↑虚しい事にポーズ画面を開いても、ムービースキップの項目なんて物はない。

また周回時には気になるイベントスキップの不可。無数の展開が用意されてるのが魅力的なゲームなだけに、一番勿体ないと感じてしまう欠点でした(-_-;)。

その為、上記3つがゲームの没入感を妨げてると感じましたね。

 

 

5,その他気になった所

ボーナスモード…本作のオマケとして用意されてるボーナスモード。新しい選択肢を選ぶ事でポイントが獲得できアート集やムービー、キャラモデリングを眺めたりする事が可能。息抜きには持って来いもモードですね。

ボリューム…1周に掛かる時間は10時間強ぐらいかなと思います。周回要素が豊富なADVなので標準っちゃ標準ですね。完クリやトロコンを目指そうとすると同じ場面を何度もプレイするハメになるので面倒。

タイトル画面の女性「クロエ」…今作のタイトル画面ではクロエと言うアンドロイドの女性が色々な反応を見せてくれて面白かったですね(*'▽')。ゲームを終えタイトル画面に戻るとシナリオに対する反応を見せたり、ちょっと度の過ぎたジョークでプレイヤーをヒヤヒヤさせたり…一番愛着を持ったキャラかもしれないw。

 

 

6,総評 完璧とは言えないが、ADVの新たな可能性を感じる作品

近未来なSF世界観、三人のアンドロイド達の葛藤、プレイヤーの意志で変わるシナリオ展開など洋画系ADVとしては申し分ない出来でした。

その一方で不親切な操作性や周回要素の多いゲームであるにも関わらずリプレイ性が低かったりなど快適性では劣る部分が否めない。この点を許容できるプレイヤーであれば是非手を取って欲しい作品だと思います。

 

採点

〇バリエーション豊かなシナリオ展開、美麗なグラフィックとSFな世界観

△モーションセンサーやタッチパネルを用いた操作を強要される

✖周回要素が濃いにも関わらず、リプレイ性が低い

シナリオ:A+ ビジュアル:A

システム:B    オリジナリティ:B+

快適さ   :      ボリューム:B

クリア時間10時間強 点数8.5/10