PS4 アンチャシリーズのレビュー・感想/自由度を代償にして、徹底的に演出面に凝ったゲーム
ようやくアンチャーテッドシリーズ4作全てをクリアしたんで感想。一作が短い作品なので一気追いをしたのですが、流石に4作となると結構長く感じましたw。
4が発売された当時から興味はかなりあったのですが、ボリューム不足が気になったのかよく覚えてないが、プレイできたのが今って訳ですね(-_-)。まぁ何だかんだプレイして楽しめたので結果オーライですが(すっとぼけ)。
今回はシリーズ感想と言う形でレビューを書いたが吉と出るか凶とでるか…。結局画像は4ばっかり使う形になったが(^_^;)。
・感想目次
1,ハード性能を存分に活かした、グラフィックと映画的演出
↑訪れるロケーションも豊富なので飽きさせない
アンチャ最大の魅力は時代水準を大きく上回るグラフィックですね。
流石に1-3はPS3世代のゲームなので今プレイするとやや古臭さは感じますが、時代を考えれば全く見劣りしない。そして4作目に関しては2年前にPS4で発売された作品ですが、2018年の今見ても息を飲むほどのグラフィックでしたね(^_^)/。4作目はついロケーションを堪能してしまってクリア時間が遅くなった…w
↑フォトモードで気軽に迫力あるシーンが撮れる。
その美麗なグラフィックを活かされた映画を意識した演出は何と言っても必見。一作目こそ演出のバリエーションに欠けてましたが、シリーズを追うにつれ演出面は格段に進化していき4作目まで来ると演出面は最高峰まで来ましたね(^_^)/。
次々襲い掛かる大迫力のシーンをゲームと言う媒体で楽しめるので、まさしくplayする映画でした。これがゲーム性の単調化に繋がってるかもしれないが…
登場人物は皮肉屋で物を壊す才能があるネイト、呑気な印象が強いがいざという時には頼りになるサリー、周りに振り回されつつも次第にネイトとリア充していくエレナ、4で初登場となるネイトの兄サムなど皆個性的で好感が持てましたね。
ストーリーは宝探しと言うシンプルな題材で、B級映画のノリが強くハチャメチャ感が少し強かった印象。まぁ気楽に楽しめる内容でした。
敵キャラは全作通して小者感ある奴が多かったですね。
ラスボス戦もQTEで行われたりなど迫力に欠ける事が多かったのも要因。あえて言うなら印象が強かったのは4のナディーンぐらいかなぁ…
2,シンプルで取っ付きやすいゲーム性だが、単調なのが欠点
↑移動時は毎度登場人物たちの腕力に驚かされるw。
アンチャのゲーム構成は終始一本道のレール型になっており、基本的に後戻りできない用になってました。これが映画演出を盛り上げるのに繋がってるとは思えた半面、バリエーションに欠けるので単調だなぁと思う場面が多くありましたね。
壁を上ったりするアスレチック要素は特に派手な演出が起こるわけでもなく、バリエーションも景色以外大差ないので退屈さが増す要因でしたね(-_-;)。
リニア形式と言う事もあってか、ボリュームは一作辺り10時間強と控えめ。(4は15時間強程とボリュームが増加)
道途中で度々立ちはだかる謎解きパート。 パズル要素が強く簡単な物から難しい物まで揃ってますが、一定時間迷い続けるとヒントが出されたりとテンポの妨げに対するフォローも。特筆する点はまぁ…ないですねw。
戦闘はごくありがちなTPS。独特の要素がないためオリジナリティがなくバラエティに欠けると言う点では欠点だが、シンプルに凝っていた為遊びやすい印象。
またローティング時間が非常に短い(4はやや長めな印象)、リトライ地点も多く設置されてるのでストレスフリーで遊べましたね。
ただ敵は意外に敵が強く難易度はそこそこあったかも(^_^;)。自分がエイム下手なだけかもしれませんが…w。
やりこみ要素は道外れにある宝を収取したりクリア後に解放されるオマケぐらいで、ボリューム不足解消の為に取りあえず付けた感がある物が多いかな。4作目では同社作品であるラスアスの手帳&メモ要素が輸入され、ややバリエーションが増加。
まぁゲーム性重視のゲームじゃないので強い不満点はないですが…。
3,各作品事の感想/マンネリ感に耐えれるなら全作プレイ推奨
未プレイの人にとって気になると思われるのがシリーズを追う順番。
個人的な意見ですが、アンチャは良くも悪くも新鮮味に欠けるゲームで飽きやすい部分が強いので、グラフィックや演出だけ楽しみたい人は4のみプレイでも問題ないと思います。ただストーリーの楽しさは半減してしまうかもしれないが…
シリーズを通してプレイしたいならPS3発売の三作がセットになったアンチャーテッドコレクション→アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝の順ですね。ただダレて4に辿り着く前に飽きたってならない用に注意(^_^;)。
自身は両方PS4で4000円程で購入できました。後はDLC作品のパッケ版も発売されてますが未プレイなので言及できない事をお詫び…。
次は各作品の感想。変化が控えめな作品なので書く事は多くないですが…。
1作目 エル・ドラゴの秘宝/PS3初期の目玉だが粗削りも多い
↑PS3初期という事を考えればかなり上質なグラフィック。
ソフト不足で前世代機のPS2にすらシェアを奪われてた暗黒期の2007年にアンチャーテッドの初代が発売。国内でも発売週こそ空気だったものの、口コミでジワ売れしたが海外程の人気は得れず。まぁ洋ゲーの特権と言うか…
PS2に毛が生えた程度のゲームが多かった当時に、ようやくPS3らしいゲームが出たとも言われてますね。
一作目なのでスケール面で劣る事は否めなかったですね。物語の舞台も一つの小さな島で終着し、ストーリーの規模もかなり小さめ。B級感が強いと言われるアンチャですが本作は特にその方面が強かったと思います。
後は戦闘のバリエーションもドンパチの銃撃戦続きなのでだれ易い。
登場キャラはネイト、サリー、エレナなどシリーズのメインキャラのノリは一作目から変わらずと言った感じ。作品を重ねるにつれ印象は少しずつ変わりますけどね。
2作目 黄金刀と消えた船団/前作のヒットを受けあらゆる面が進化
2作目となった本作は2009年に発売。前作の好評を受けてか演出面は特に凄まじい進化を遂げておりシリーズ最高傑作と上げる人も少なくないですね。
中盤の列車戦はPS4に慣れた今でも息を飲む迫力ある演出でした。
前作のスケールの小ささはほぼ解消。B級映画のノリこそ変わらないが冒険の舞台が増えた為より没入感を深めてくれましたね。
ゲームパートも骨組みこそ変わらないが銃撃戦のバリエーションが増加。
新キャラではクロエが登場。エレナとは違う魅力があったが、3作目では途中退場&4作目では本編出番なしとやや不遇な感じですね(^_^;)。
3作目 砂漠に眠るアトランティス/堅実に進化はしたがインパクトは…
3作目のアンチャは2011年発売。この頃には国内でも15万近く売れるように。
今作でも安定したグラフィックなどの進化を遂げたが、1作目→2作目の進化に比べるとどうも見劣り感はありました(-_-)。 良くも悪くもド安定って感じですね。
ネイトやサリーの過去の話が語られるのはgood。
大冒険感は減りましたが、ストーリーは2と差別化されてて悪くなかったですね。
4作目 海賊王と最後の秘宝/PS4の圧倒的技術で描かれる最後の冒険
3作目から約5年のスパンで発売されたアンチャ4はPS4で発売。
ハード移行しただけあり、グラフィックの進化は圧巻。モデリングの質感、光の表現や空気感はよりリアルに近い感じになりました。
ストーリーは初登場となるネイトの兄サムを中心に繰り広げられる。個人的にはキャラ掘り下げも良くできていた印象。
アクション面はステルス要素の強化、ロープを使った移動の追加などが増えたので単面白さはそれなりに増加。
それでもドンパチゲー感は変わりない&ロープの移動も慣れたら単調化するのでゲーム性の充実には程遠いが…。
ネイトの物語は本作で完結らしいので、今後の展開はどうなるか…。
4,総評
playする映画がキャッチコピーなだけあり、大迫力の演出やグラフィックはかなり素晴らしい作りになっていました。その一方でゲーム性は良くも悪くもシンプルで、目新しさには欠ける印象でしたね。
自由度の薄いゲームに抵抗がなければ是非プレイしておきたい作品。
※編集の最終盤で気づいたのですが、まとめて感想書くと採点の表記をどうするかという問題が…w。まぁ前回の流用で良いか(適当)。
採点(コレクション)
〇3作セットによるお得感 テンポの良いゲーム構成
△前世代機のゲームなので、今やると衝撃性に劣る
✖変わり映えしないゲーム性、一作辺りのボリュームは少ない
シナリオ:C+ ビジュアル:B+
システム:C オリジナリティ:D+
快適さ : B+ ボリューム:C
クリア時間3作合わせて30時間 プレイ時期3/11~4/1
個人的点数7/10
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採点(海賊王と最後の秘宝)
〇PS4前期最高峰のグラフィックと演出面 申し訳程度に進化したアクション性
△映像面の進化がメインでゲーム性の進化は薄い
✖相変らず単調な場面が多い
シナリオ:B+ ビジュアル:S
システム:B オリジナリティ:D+
快適さ :B+ ボリューム:C
クリア時間15時間 プレイ時期4/1~トロコン作業中
個人的点数8/10