暇人のゲーム日課帳

自身のゲーム日課をメインに適当に書いていくブログ。ゲーム以外の事もたまに書きます。

PS サガフロンティア2  ゲームレビュー・感想 壮大なシナリオと美麗なビジュアル面が魅力的だが、sagaの醍醐味が大きく失われた作品 

 

 

 最近二度目のプレイとなるサガフロ2をクリアしたので感想を。

このゲーム自体はかなり好きなんですが、他のsagaシリーズと比較して作風が違いすぎて拒否反応を示すのも分からなくはないんですよね(-_-;)。 それに単品のゲームとしても問題点は多いので典型的な賛5:否5なゲームですねw。

取りあえず感想を書いていこうと思います。

・感想まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,sagaシリーズにしては珍しく統一感のある世界観

 今作は中世ファンタジーが舞台となっており、sagaシリーズではなじみ深い術が重要な存在になっています。火の術で焚火を起こしたり、水の術で水を恵んだりと当たり前のように日常生活で術が使われたりと術至上世界になっており、魔法が希少な存在であるFF6とは対照的な存在になっていますね。

その他にもアニマという術を活用するのに必要な存在があったり、ファンタジー作品ではメジャーな存在である鋼の装備は人々から敬遠されてたりと世界観構築、設定はsagaシリーズの中では一番整ってるなと思いました。

この世界観構築がシナリオ、戦闘では大きく関わります。実際戦闘面では様々なアニマを使用する事で強力な術が使えると術社会の恩恵が大きいです。

 

 

2,独特な水彩画と浜渦氏が手掛ける透明感あるBGMが魅力的

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3Dポリゴンが主流になった頃でありながら2Dのグラフィックを採用。マップの背景は水彩画を採用しており、温かみのある独特のグラフィックが印象的でしたね。中世ファンタジーが舞台なので良くマッチングしていると思います。

 

また浜渦氏が手掛けるBGMも良曲揃いで、通常戦闘曲のFeldschlacht I~IV,町曲のRoman,ラスボス曲であるMißgestaltなど大まかに言えば落ち着いた曲調のBGMが中心で透明感あるサウンドがグラフィックや雰囲気に馴染んでいる印象でした。

ただイトケン作曲でなくなったので熱いBGMがなくなってしまったのがサガフロ2を受け付けない人もいる一つの原因かもしれませんね。

 

 

3,歴史を駆け巡る壮大なストーリー、しかし規模が大きいだけに描写不足も…

本作は約一世紀に渡る物語が二人の主人公の視点で描かれるのが特徴的でした。一世紀とかなり長い年月によって描かれるので登場人物が著しく変わります。なのでシナリオ展開は少し変わってるとも言えますね。

同じく長い歴史でゲームが進行するものと言えばロマサガ2がありますが、趣向は全然違いましたね。 まずロマサガ2は自由に行動ができて、そこで起こした行動によって未来が変わったりと、歴史を自分で創るって感じのゲームでした。 一方サガフロ2は予め定められた年表&歴史の中で繰り広げられる人間ドラマや世界情勢の移り変わりを追っていくシナリオ形式なので、歴史の傍観者になるゲームでした。

なので同じ数世代に渡るゲームではありますがロマサガ2は自由度、サガフロ2は物語性が強いという印象が強かったですね。

 

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ギュスターヴ編では王家中心の歴史上で語られる表の舞台を中心にシナリオが展開されます。

主人公のギュスターヴは、術至上の世界でありながら術を持たずに生まれてしまい国から追放されてしまう。 その中で様々な苦難に遭遇しながらも、様々な人々に支えられていき自らの道を切り開き、やがて歴史に名を残す事になると言う一人の波乱万丈な人生を追っていく感じが魅力的でしたね。 またギュスターヴが歴史から退場した後もシナリオが展開していくのも印象的でした。

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もう一人の主人公ウィル・ナイツ編は歴史上では語られない裏の舞台でシナリオが描かれます。こちらは戦闘や探索をメインにしたゲーム構成になっていましたね。

親子3世代に渡って因縁の敵を倒していくというギュス編とはまた別の魅力がありました。ただそのせいで育成の楽しみが半減したが…(後述)

 

 

と、二つの視点で描かれるシナリオは確かに魅力的ではあるのですが、規模をデカくし過ぎた代償かとにかく描写不足なところが目立ちます。テキストが少ないと言うsagaシリーズの独自の特徴が悪い部分で出てしまった気がしますね。

後は二人の主人公の話が並行して進行する上に年代が変わると登場キャラも次々変わっていくので感情移入しにくい所があります。

一応少ないテキストでありながら筋書きはしっかりしているので、これを手抜きと見るか見えない部分を考察して楽しむかで評価が変わると思います。個人的には歴史の片隅を見ている感じがあるので好きですね。

アルティマニアでは世界観、ストーリーの解説が載っているので(それでも100%は明かされないが)サガフロ2をじっくり楽しむなら必需品。と言うか本ないと充分にゲームを堪能できないのはどうかと思うが… 

 

 

 

4,面白み、自由度に欠ける戦闘や育成 sagaの醍醐味を忘れてしまったのか?

シナリオ、ビジュアル面を見るとかなり魅力的であるのですが、sagaシリーズの大きな魅力でもあった戦闘、育成の面白さに目を向けると評価が一変。ぶっちゃけこの作品は非難される原因ってサガらしさが大きく失われたからだと思います。

 

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まずsagaシリーズの魅力と言えば自由度のあるシナリオ構成だと思います。しかしサガフロ2シナリオ事に行ける場所が限られている上に、一度クリアしたシナリオはその周ではプレイできなくなるので自由度が狭く感じます。(一度クリアしたエリアにはもう行けなくなる感じに近い)

 

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またRPGの醍醐味である育成も、年代が進むにつれ次々仲間キャラクターが退場して新しいキャラに切り替わるのでキャラの強さがリセットされるのは痛いですね。一応閃いた技などは後世代でも継承されますが…。

 

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肝心の戦闘部分はテンポの悪さ、エフェクトの地味さが重なり前作サガフロと比較すると味気ないものになっています。育成の必要性(終盤を除く)、自由度も少ないのでゲームとしてのやりごたえはかなり低いのは否定できませんね(-_-;)。

育成部分は歴史を追っていくゲーム性である以上仕方ないかなと思いますが、戦闘部分はもうちょっと頑張れたんじゃないかと…

 

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ただ新戦闘システムのデュエルや戦闘面でも術社会をしっかり反映してるのは高評価。デュエルは今までのパーティ戦と差別化できてて悪くないと思います。

鋼の装備は実際に術の能力を大幅に弱体化したり、アニマを装備する事で術を使用可能になったりと舞台設定をしっかり反映している戦闘システムでしたね。

 

 

5,その他気になったところ 今作の難易度など

難易度…sagaシリーズと言えばラスボスの強さで有名ですが今作もトップクラスの凶悪さ。自由度の低いゲーム構成が更に拍車を掛けてる気がしますね…。(育成できる機会が限られるので) ただラストシナリオ以外はsagaシリーズとしてみたら特別難易度は高くないんですよね。それが逆にラスボスに勝てない原因を生むのはある意味皮肉な話ですね…(-_-;)。(他の場面で積まない=育成しようとならない)

キャラクター…sagaシリーズと言えばキャラの多さが魅力ですが、今作は年代と共に登場キャラが変わっていくという別の形でキャラの多さのアピールしてますね。当然、話から退場するまでは年齢を重ねるわけなので子供時代も大人時代もグラフィックが変わらない不名誉なキャラも数多いです(^_^;)w。

アイテム管理…これも不評な要素の一つだと思います。まず装備には使用回数制限があって何も考えずに使用していると後々痛い目に合います。ゲーム上町に寄れない期間も比較的多いので使用回数は多いとは言え少しシビアですね。

また持てるアイテムの上限数も決まっていて適当にアイテム拾ってるとすぐ満帆になりやすい。 持ち物管理も一つの楽しみではあるはあるのですが、それ以上にめんどくささが一番強かったですねw。

コンバット…国家同士の争い時に主に使われる戦闘システム。所謂SRPGに近い感じでした。戦争してるなって感じはありましたが、ミニゲーム的な内容な上にクリアまでが長いので敗戦すると結構前からやり直しになるのが面倒だったか。

特に最後のコンバット戦は…もうやりたくないですねw。

 

 

 

6,総評 良くも悪くも従来のsagaから大きくかけ離れた異端児

歴史を探究するストーリーや、美しい水彩画、浜渦氏のBGMなど良い点は沢山ある一方で、自由度の低いゲーム性、爽快感の薄いバトルなど悪い点も沢山あるせいでサガシリーズでも特に好き嫌いが分かれる作品だなと思いました。

やっぱりsagaシリーズとして出したのが当時批判を受けた原因でしょう。料理を頼んだ時に美味しいは美味しいが全く別のメニューが届いた様なもんですね。

戦闘面の魅力は薄いので従来のsagaシリーズをやりたい人にはおススメできない作品ですが、雰囲気、シナリオ重視のゲームが好きな人には楽しめる作品だと思います。

 

採点

〇透明感&温かみのある雰囲気、ビジュアル 一世紀に渡る壮大なシナリオ

△やや描写不足のシナリオ 従来のsagaからかけ離れたゲームデザイン

✖自由度の低いゲーム性 魅力の薄い戦闘

シナリオ:A  ビジュアル:S

システム:D+ オリジナリティ:B+

快適さ :C   ボリューム:C

クリア時間:20時間 個人的点数:9.0/10

 

ネタバレ有のスペースを設けようとしたのですが、思うように捗らなかったので白紙にしました(-_-;)。 ブログ書き始めて約2年立った今でも文章力不足を感じる時は時々ありますね…。それがダラダラ思った事をそのまま書く路線でいってる一つの理由でもあるのですが感想記事となるとある程度はキチンと書かないといけないと思うので苦戦しやすい。まあ一年前に比べたら少しマシかなーとは思うが…。